ヤングケアラーについて
「ヤングケアラー」という言葉を聞いたことはありますか。
「ヤングケアラー」とは、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子ども・若者”のことです。
子どもが家事や家族の世話をすることは、ごく普通のことだと思われるかもしれません。でも、ヤングケアラーは、勉強に励む時間、部活に打ち込む時間、将来に思いを巡らせる時間、友人との他愛ない時間…これらの「こどもとしての時間」と引き換えに、家事や家族の世話をしていることがあります。
ヤングケアラーってどんな人のこと?
ヤングケアラーとは、家族の介護、その他の日常生活上の世話を過度に行っていると認められる子供・若者のこと。たとえば、家族の身体的・精神的なケア、きょうだいの世話、家族のための労働など、さまざまな役割を担っています。
Q 家族の「ケア」と「お手伝い」はなにが違うの?
A 家事や買い物と聞くと、お手伝いと一緒だと感じる人もいるかもしれません。ここでいうケアは、年齢や成長段階に見合わない負担・責任を負い、日常生活や学業、将来設計に支障が出ているかどうかということです。
子供の年齢や成長段階に見合ったお手伝いは、思いやりや責任感を育みます。
Q どうしたら気付いてあげられる?
A 学校がある時間帯に家にいる、遅刻・欠席・忘れ物が多い、授業中に居眠りをする、生活のためにアルバイトをするなどの姿が見られる場合、ヤングケアラーの可能性があります。周りの子供で「もしかしたら」と気付くことがあれば、見守り、必要に応じて窓口へ相談してください。
Q 生活にはどんな影響が出るの?
A 自分の時間が取れない、勉強する時間が充分に取れない、孤独を感じる、ストレスを感じる、友人と遊ぶことができないというヤングケアラーは少なくありません。また、睡眠不足や栄養不足のほか、うつ状態になる場合もあります。
ヤングケアラーのあなたへ
ひとりでできることには限界があり、誰かに相談してみることも大切です。あなた自身が悩んでいることや困っていることなど、自分の気持ちを誰かに話してみませんか?秘密は守ります。
まずは、身近な大人に相談してみましょう
担任の先生・保健室の先生・スクールソーシャルワーカー・スクールカウンセラー等
問い合わせ・相談先
- 須崎市子ども・子育て支援課
電話番号:0889-42-1229
受付時間:月曜~金曜(年末年始・祝日を除く) 8:30~17:15
- 須崎市家庭児童相談室
電話番号:0889-42-1204
受付時間:月曜~金曜(年末年始・祝日を除く) 8:30~17:15
- 心の教育センター 相談窓口
電話番号:088-821-9909
受付時間:月~金曜日、土曜日(第1・第3)、日曜日
9時-17時(祝日、年末年始、第5日曜日を除く)
- 24時間子供SOSダイヤル
電話番号:0120-0-78310(なやみいおう)
受付時間:24時間・365日受付
- 親子のための相談LINE
相談先はコチラ
受付時間:月~金曜日・9時-17時(祝日、年末年始を除く)
- 児童相談所 相談専用ダイヤル
電話番号:0120-189-783(いちはやくおなやみを)
受付時間:24時間・365日受付